(写真は製作途中のトネリコの木のほう)
ソウルサウンドライアーに出会ってからというもの、
「本当に創るの?手もとに置きたいの?奏でられるの?」と内側会議が頻繁に行われたのでした。
大きさや種類にもよるけれど、
楽器というものはそうなのかもしれないけれど、素人の私にとっては清水の舞台から飛び降りるようなお値段。
「本気か?!俺?」のせめぎ合い。笑
そんなある日、熊本から乙姫のような「魂をとろかすような音の世界を繰り広げる」
ライアー奏者さん(なかうともこさん)がやってくると聞き、音波会(演奏会)に参加してみることに。
その手のひらから奏でられる、音たちはささやくように、でもはっきりと
魂に、しみこんでくる。
わたしのからだの上で奏でられたとき、なぜか涙があふれて止まらない。
「なんて、なんてきれいなの~!そして知ってる、知ってる~この世界!ずっと逢いたかった。」と細胞まで震えるのでした。
そして実際に、ライアーの奏で方を教えてもらい奏でてみました。
見えない音の世界から(後ろ側)、音の粒をてのひらに集めてきて、そっと弦に降ろす。
弦から音がぽろっとこぼれた時
「うわぁぁぁぁ~~なんてきれいな音!」小さい子のように、無邪気にとっても嬉しくてたのしくて。
今度は板の後ろに耳を当てて、音とその振動を味わう。
うーんとちいさな小さな音でも、耳にからだに響いてくる音はなかなか大きい。
無垢の一枚板だから成せること。
ライアーの音の世界は、振動、波動はやっぱり奥深い!
そうして会の最後に、また寝っ転がって演奏を聴いているとき
寝ているような、起きているような半意識の中で、
あれ?頭上に2つの勾玉のようなかたちのものが、浮いている。。。まるで陰陽太極図みたいに。
まだほとんどソウルサウンドライアーのことや種類に詳しくなかったので、
なんなのか分からず、、でも気になったので奏者さんにいってみたら
まさにそういう種類があるとな!
そして、ライアーは誕生(完成)前から、持ち主を見守り導いてくれる不思議でありがたい存在でもあるとのこと。
何それ、面白い~!そして赤ちゃんみたい!これは、この種類を生み出すということなのかも。
それからほぼ毎月、熊本から奏者さんが来るたびに会と個人レッスンに足繁く通い、
世界と楽器に親しみ、ついぞ親になる決心がついたという、まるで母親学級のような日々を送るのでした。
物語④に続く